2011年7月5日火曜日

You can’t be so cavalier. そうお気楽でもいられない。

先週の金曜、最近仲良くなった同僚ディックを誘い、バーガーラウンジまでランチに行きました。彼とは立ち話をする程度の付き合いで、仕事の内容もバックグラウンドも全く知らなかったので、歩き出すと同時に質問攻めにしてみました。

彼は数ヶ月前まで若干小さめのコンサルティング・ファームに勤めていたのですが、不況を乗り切るため本社が打ち出した苦肉の策、「新しい顧客の開拓には金を使わず、現在の顧客に勢力を集中してシェアを伸ばせ」(彼は全くの愚策と嘲笑していました)の煽りで、仕事が先細りになったのだそうです。造園設計と生物環境保護の両分野で学位を持っている彼は、それまで業界から引く手あまたで、卒業以来、職にあぶれる心配をしたことなど一度も無かったのだと(なんとも羨ましい…)。しかし上司から週30時間勤務を言い渡された時、これはさすがにヤバイと気がついて転職先を探し始めたのだそうです。彼のコメントがこれ。

“You can’t be so cavalier in this economy.”
「この景気じゃそうキャバリエでもいられないでしょ。」

キャバリエというのはずっと「騎士」という意味の名詞だと理解していたので、形容詞として使われたのを知って驚きました。職場に戻って辞書を引いてみると、「傲慢な、尊大な、横柄な」という意味が載っています。う~む。なんだかどれも、ディックのセリフと少しずれている気がするなあ。別にそこまで偉そうにしてた感じじゃないもんなあ。

という訳で、弁護士の同僚ラリーに今朝質問してみました。
「そうだね、シンスケの言う通り、その文脈じゃ傲慢(arrogant)ほどの強さは無いよね、。彼はきっと、carefree (お気楽な)とか trivializing the seriousness of the situation (状況の深刻さを軽く見ている)という積もりで言ったんだよ。」

なるほどね。あらためて英語のサイトを見てみたら、ちゃんとcarefree という意味が載ってました。

そこで思い出したのが、ずっと昔日本で発売されたアメ車「キャバリエ」のテレビCMを、あの所ジョージがやってたということ。そうか、そうだったのか。初めて合点がいったぞ…。

てなわけで、私の和訳はこれ。

“You can’t be so cavalier in this economy.”
「この景気じゃ、そうお気楽でもいられないでしょ。」

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